スプラッターハルカ 裏話
さて、ようやっとシリーズが完結しましたので制作裏話でも。
Epilogueまでご覧頂いた事を前提にネタバレを含めてダラダラと書きますので
念のため折りたたんでおきます。
前にも書きましたが、そもそもスプラッターハルカが架空戦記になったのは
どなたかが付けてくれたタグが発端です。
それまでも、架空戦記シリーズは楽しく見ており、支援動画的なものは
何作か作ってはいたのですが、スプラッターハルカを架空戦記にしようなどとは
思ってもみませんでした。
が、架空戦記自体の解釈というか、枠も初期と比べれば広義になっており
実際にプレイ部分が殆どなく、紙芝居構成のものもあれば、逆に
ゲームのリプレイ動画的側面が強いものもありました。
要するに、アイマス以外のゲームとのコラボであり、アイマスキャラを絡めた
シナリオを展開すれば、概ね架空戦記として認識してもらえる感じでしょうか。
…だとすれば、スプラッターハウスでもいけるかもしれない。
そう思って、Stage1を作成しました。
でも、この時点では全話作るかどうかは未定で、反応を見て決めるつもりでした。
ただし、やるとすればアイドル皆殺しの鬱動画になる事は確定していました。
果たして、Stage1は好評で、続きを作らざるを得ない状況になりました。
でも、アイドル皆殺し動画なんて作って大丈夫か?
不快な思いをする人も多いだろうし、絶対に叩かれる…
そこで、この時点で全話作成する事を決めて、配役を考えたのですが
ラストの展開で逃げを打てるように保険をかけておく事にしました。
小鳥さんが出演していない理由はここにあります。
春香を倒す事になるStage5あたりまで反応を見て、状況によっては
Stage7のED後に、「実は小鳥さんの妄想でした~」というオチにして
逃げようと考えていました。
なので、小鳥さんは出演しない方向で進めていきました。
ただし、自分としてはやはり逃げたくはなかった。
スプラッターハウスのシナリオは悲劇だからこそ素晴らしいと考えていたから。
その後、Stage2~Stage4まで、保険は使わずに悲劇のまま終わらせる
つもりで制作していきました。
が、問題のStage5。春香戦を作ったあたりで徐々に考えが変わっていきます。
頂くコメにも影響されて、やはりアイドル皆殺しはまずいと思い直しました。
それでも、安易にハッピーエンドには出来ません。
そもそも、ゲーム自体をいじれる訳ではないので、EDは変えようがありません。
そこで、第二案を思いつきます。
映画風にキャストのエンドロールを流す事で、暗に「これはフィクションだよ」と
取れるような作りにしよう。
うん。コレならなんとかなるかもしれない。
しかし、この考えもまた覆ります。
Epilogueにも書きましたが、Stage6はゲームとは展開、というか闘う趣旨が
違うものになっています。
ゲームでは、
「恋人のかたきを取る為に、怒りにまかせて化け物の生みの親を叩き潰す」
展開ですが、あずささんを愚民の生みの親、亜美真美を愚民の胎児とするのは
どうしても無理があります。
そこで、亜美真美とあずささんには完全被害者の形で、ある意味春香よりも
悲惨な立ち回りをしてもらう事になったのですが…これが効いた…。
Stage6を作成後、自分でも泣きたくなるぐらい落ち込んだ気持ちになりました。
展開を知っていて、動画を作成している本人がこれだ…。
知らないで見ている人はどんな思いになる?
自分の好きなアイドルが、こんな扱いを受けて本当に楽しめるのか?
そう考えると、それまで持っていたハズの「決意」は消し飛びました。
なにより、自分自身が元気でいるアイドル達の姿を見ない事には
精神衛生的によろしくないと考えました。
…よし、逃げよう。ただし、逃げる以上は全力で。
ここまで来て、エンドロールを流すだけでなく、Epilogueまで作って
「はい。今までのは全部作り物でした~」という展開にしようと確定。
Epilogue用のシナリオを考え始めました。
そこで…突発的に降りて来たんですねぇ。アイディアが。
手法としては典型的な「ループする物語」と「現実と虚構の曖昧化」なんですが、
上手い事いけば、Epilogueで「やっぱり撮影オチか」と思わせた後に
さらにその裏をかく事ができ、物語全体としてもベタなホラーになる。
結果として、概ね予想通りの反応を頂けたようで、大満足です。
いやぁ、思いつきって大事ですねw
初めからこの構成で作ろうとしていたっていうなら格好いいんですが。
ホントに最終回直前での思いつきの割には、あまりに綺麗にはまったので
自分でも驚いています。
それにしても、今回のシリーズ、作っていて本当に楽しかったです。
途中で色々迷ったり、悩んだりしましたが、それらを含めてホント楽しかった。
思いがけず多くの方にご覧頂けたのも幸せです。
動画に頂いたコメント、ブログの書き込み、もの凄く励みになりました。
改めて、ご覧頂いた皆様、ありがとうございました!
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コメント
まずはシリーズ完結お疲れ様でした。
最初から最後まで本当に楽しませてもらいました。
でも、その裏ではいろいろ悩んでいたんですね……。
見ている側としてもいろいろと考えさせられる架空戦記でした。
Stage6については予想外でした。
Stage4クリア時点であずさんと亜美真美じゃないかと予想はしていたのですが
まさか本来の意識を残すとは思いませんでした。
あれ、本当に作るのつらかったんだろうなぁ…。
もし私が作ってたら投げ出してますよ。
その困難を乗り越えて完結させたrumbaPに拍手を!
そして、最後まであきらめないで作ってくれてありがとう!
投稿: CAPRI | 2008年3月13日 (木) 22時22分
楽しんで頂けたようで嬉しいです~。
実はStage5以降は、去年6月頃に作った音声MADの旧「スプラッターハルカ」シリーズと同じ配役だったのです。
旧シリーズの頃は作るときからギャグと割り切っていたのでなんとも思わなかったのですが…。
今回は本気でへこみました。
まぁ、そのお陰で綺麗なオチが付けられたのでよかったかなぁ、と思います。
いやぁ、でもこうして感想頂けると本当に動画作ってて良かったと実感します。ありがとうございます。
投稿: rumba | 2008年3月13日 (木) 22時37分
うぽつ~。
パチパチ(まずは拍手)
なんつーか、エピローグまでがスプハルでした。
大人の事情しかり、DVしかり、(←これくらならネタバレしないよね?)小技が効いてて、そして最後には○ー○だったとは。
おみそれしやした。
さて、毎度毎度遅刻ですがいつものレディオも頂いてきまーす。
投稿: ふらう | 2008年3月14日 (金) 17時20分
毎度コメント専用動画ご利用ありがとございます~。
スプハル…略すと格好いいなw
いやぁ、架空戦記は初挑戦でしたが本当に諸々うまくいって大満足の出来になりました。
Epilogueなんかは、ふらうP風に言うと「ティン☆神」が降りてきた感じですわw
毎回こちらにも書き込んで頂いて、制作の励みになりました。ありがとうございます。
投稿: rumba | 2008年3月14日 (金) 22時20分
どうもお疲れ様です~
毎週コメント専用動画を楽しく見させていただいています~。
架空戦記シリーズいろいろありますけど、そのかなではじめて見たのがスプハルでした。
スプラッターハウスとかやったことも、というか存在すら知らなかったけれど、引きずり込まれるように見ちゃってましたよ。
もう、毎回毎回次回が楽しみでしょうがなかったですよホント。
架空戦記こんなに面白い物だとは正直思わなかったです。
・・・他のシリーズにも興味が。。。きっかけを与えてくれてありがとう!!
投稿: しちやん | 2008年3月15日 (土) 22時22分
>しちやん様
書き込みありがとうございます!
コメント専用動画を毎回ご贔屓頂いていたのですね。
いや、まさかコメント専用動画の方からスプラッターハルカの方に流れて下さっている方がいるとは…想像しておりませんでした。
拙作が架空戦記視聴へのきっかけとなったとは…嬉しい限りです。
最近の架空戦記の広がりはすごいですからね。
作品の幅もかなり広く、定番の歴史物以外にもかなり色々な作品があります。作風もシリアス、ギャグなど揃っておりますので、是非色々ご覧になってみて下さい。
投稿: rumba | 2008年3月15日 (土) 23時24分
はじめまして~リンクのご報告を兼ねて。
架空戦記としては、はじめて全部見ましたw
ゲーム自体好きだったし、懐かしさもあっていつも続き楽しみにまってました~
最後のお約束的な展開、ホラーファンとしても拍手でしたっ!
投稿: きつね | 2008年3月18日 (火) 00時00分
>きつねP様
おお、ご足労頂きありがとうございます~。
スプラッターハルカ、楽しんで頂けたようで嬉しいです。
架空戦記は、確かに長編が多いですから、最初に乗り遅れちゃうと気が引けちゃう感はありますよねぇ…。
でも、どの作品も力作揃いですから機会を見つけてご覧になってみて下さい~。
投稿: rumba | 2008年3月18日 (火) 00時09分